月別アーカイブ

SAI DIARY

緊急事態宣言で、微妙に暇になり、ブログの更新が少しマメな玉置です。

抜歯して、インプラントが決まっている場合や、その可能性が少しでもある場合、骨が治るのを待たないといけません。

そして、その骨がなるべく多く早く治癒して欲しいのですが、ただ抜いただけでは、骨は凹みながら治ります。

理由は、骨と歯ぐきが同時に治癒し始めた場合、歯ぐきのほうが治癒のスピードが速いので、空間をほとんど軟組織で埋めてしまうことになるからです。

身体は、空間を許さないので、必ず何かで埋めようとします。もし、歯ぐきが入らないように膜を入れてスペースを確保すれば、ゆっくりとその空間は骨で埋まってくれます。

 

抜歯直後は、歯があった部分の歯ぐきがぽっかり空くので、完全に封鎖しようとすると、周りの歯ぐきを剥離して、引っ張ってこないといけないのですが、それはそれで、角化歯肉が減って問題になります。

抜歯した後の穴に、骨の材料を入れて、歯ぐきが入らないように蓋をしておくのが、ソケットプリザベーションです。

IMG_2994 (2)cyto (2)

最近、気に入って使っているのが、サイトランスグラニュールです。

膜は、傷が開いても大丈夫なシトプラストを使うか、チタンメッシュをよく使います。

感染した時に、事が大きくならない方を選んでいますね。

本当は、人の乾燥骨が好きだけど。。。

インプラントは、骨が無いと長持ちしないので、準備がとても大切です。

歯を抜くことから、インプラントの準備は始まるので、適当に抜歯されないように気を付けて治療を受けましょう。