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SAI DIARY

11月3日にリンガル矯正の学会がありました。

グランフロント大阪だったので、家から徒歩で行けたので、ちょっと嬉しかったです。

症例を極める-アングル2級1類の治療法 がテーマでした。

リンガル矯正は、アメリカではあまり人気が無くて、(アメリカ人は

矯正自体が裕福な証だし、小さい頃に矯正するから気にならないみたいです)

フランスや日本に多いです。日本人はやはり見えたら嫌だと思う国民ですね。

 

IMG_3659 IMG_3662スピーカーの5人の先生です。

矯正装置もまだまだ、発展途上で、次から次へと新しいものが出てきます。

当院では、クリッピーLという日本製のブラケットを愛用していますが、昔は

STbやKurzといったブラケットを使っていました。私の個人的な意見ですが、

頻繁にリニューアルされる商品は、あんまりかなと思います。考えた考え抜かれた

製品であれば、そう簡単に形の変更があるはずがありません。今後も、よく吟味して

取り入れていきます。

審美が好き過ぎて、被せるだけでは足らず、きれいに並べたいということから

矯正を始めたので、始めた時から、リンガルをやりたいと思っていました。

その頃、矯正用マイクロインプラントが日本でも認可が下り、マイクロインプラントと

リンガル矯正はとても相性が良く、組み合わせると今まで出来なかったようなことが

非常に多くできるようになりました。

今回の学会で、私が尊敬する先生方のお1人が、「リンガル矯正に王道なし。

患者様の最も良い結果をひたすら模索するしかない」と言ったような内容のことを

話されていて、本当にその通りだと思い気持ちが新たになりました。

そして、アンカーがあることで、より多くの移動が可能になりましたが、それはそれで

長い目で見ると人体に悪影響を及ぼすかもしれないということ。

考えて考えて、将来も後悔のない治療を進めて行きたいと思った一日でした。