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SAI DIARY

矯正に、インプラントを使うのが標準になっている近年、world implant orthodontic conference 9thが神戸開催だったので

朝から出席してきました。

 

朝一は、ドイツのbenedict 先生の講演でした。口蓋であれば、子供でも使えるよって話で(もっといろんな話は勿論ありますが)、オススメの使い方の紹介がありました。

当院が、リンガル矯正が多いので、口蓋のインプラントアンカーはマストアイテムですが、1本ではなく複数本埋入することで、更に複雑なことが可能になっていて、早速、そのアイテムを注文しました。

口蓋は、入れるときは、ビックリされますが、脱落はないし、歯根と当たることもないので、個人的には、好きな部位です。その口蓋のインプラントアンカーをフル活用する治療を数多く学ぶことが出来ました。

より一層、理論的な矯正を心掛けたいと思います。

7月3日月曜日は、世界インプラント矯正学会出席のため、休診致します。

 

3月10日に、大阪市北区保健センターで1歳半検診の歯科検診と当番医をしてきました。

 

1月も当番だったので、えっまたですか・・・という気分です。

1歳半なので、上下で16本程度生えているのが一般的です。

 

「はーい、お口開けて~。あんぱんのあ」とか言っても、ガン泣きされます。

90名ほどを、3人で診ます。戦場のようです。

かわいいですが、相手からは、完全に嫌われています。

 

たまに、欠損、反対咬合が見つかります。

保護者の方に、説明して、3才検診に繋ぎます。

虫歯が唾液から伝染していることを、もっと知っていただいて、絶対、大人の唾液を

子供の口へ入れないよう配慮して欲しいですね。

 

 

 

4月より定休日が木曜日から水曜日に変更になります。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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上が初診時、下が治療終了時です。

歯の色が非常に濃かったので、ズームホワイトスピード45分とホームホワイトニング(Zoom NiteWhite 22%)の併用をお願いしました。

ずいぶん、白くなり笑った時の印象がとても明るくなりました。

右側のかぶせ物3本だけやり直す予定でしたが、左側1本目が捻転しているため、左右のバランスが悪く、前歯4本を治すことにしました。

部分矯正も考えましたが、歯の幅が違いすぎるため、神経を残しかぶせ物にするほうが、美しいと判断しました。

もし部分矯正するのであれば、下顎前歯のほうが優先される症例です。

 

 

リンガル矯正症例

2017年1月31日

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インビザラインにするか、リンガル矯正にするかで悩んで、来院された患者さんです。

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レントゲンを撮ると、小臼歯が埋伏しているし、歯軸がかなりばらついているので、リンガル矯正に

なりました。親知らずの抜歯もしました。

このリンガル矯正中に、結婚して、今、妊娠中で。

ご本人も「この矯正でお世話になっている間に、人生のイベントがたくさんあったわ」と。

妊娠中ですが、体調が良いので、ホワイトニングをしながら、前歯のレジンの詰め合わせを

入れ替えて、もっときれいになる予定です。

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神経を抜いた後、変色してしまった歯を、元の歯の色に戻す処置です。

中から漂白します。

歯並びが気になりますが、患者さんは「色だけで良い」とおっしゃるので、ブリーチだけ。

色が合うだけでも、雰囲気変わりますね。

2万5千円です。

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近所のECCモデルコースの学生の女の子です。

モデルになりたいのなら、歯並びを治してきなさいということで、リンガル矯正(4本抜歯)をしました。

今から、ホームホワイトニングです。

リンガル矯正だと、矯正中も見えないので、オーデションも問題なく受けられます。

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初診時の写真です。転倒して、前歯が折れて、神経が死んで、変色していました。

かわいらしい20代の女性にも関わらず、数か月放置していたようです。

差し歯と分からないくらい隣とソックリなかぶせ物は12万円しますから、「本当にこの歯並びで良いのか?」

「今の歯の色で後悔しないか?」ということを、伺うことになります。

 

ずいぶん前歯2本が飛び出ているので、リンガル矯正をすることになりました。

先日、矯正が終了しました。

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下顎前歯が、先天性欠損で奇数なので、正中は合いません。

あとは、ホワイトニングをして、折れた歯をセラミックに変えていくことになります。

 

開業以来の最大のお買い物といって差し支えないCTスキャンを導入しました。

それをHPで宣伝しなくてはいけないのですが、そういうことは面倒で、ちっとも進みません。

 

ふと気付くと歯医者になって、17年、開業して11年も経っていました。

休まずずっと続けていますが、さすがに、慣れも出てきます。もうそれは難なく出来ると

思うことも増えました。

一方で、もっと詳しく知りたいとか、もっと治療の質を上げたいとか、欲が出てきて、まだまだ

歯科医師を続けるだろうし・・・ということで、ちょっと贅沢をしてしまいました(^^)

 

今まで、見えていなかったものが見つかって、驚きます。

顎骨嚢胞、歯根嚢胞、歯牙腫、過剰歯などなど。

矯正も、3D画像を元に診断すると、非常に安全度が増します。

骨の無いところに歯は動かないので、事前に骨の厚み、歯の角度がそれぞれ分析できるので

患者さんと医師のストレスが少なくなります。

CTとスキャナーと3Dプリンターで出来ることを考えるとワクワクしてしまいます。

 

そして、安いCTと高いCTの差は、画質だけかと思っていましたが、被ばく線量が違うことを

知りました。

歯科業界の価格破壊を起こしているR社のCTは、当院CTの5~6倍の被ばく線量です。

体に優しい機器を選ぶことも大切ですね。

 

CTがあることが云々ではなくて、せっかくCTを撮ったのだから、なるべく多くの情報を

正確に分析し、診断し、伝えたいと思います。

それを、きちんと治す技術も更に向上させていきたいと思った次第です。