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SAI DIARY
雑誌 「美ST 11月号」に、紹介されました
2019年9月27日当院のオフィスホワイトニングの「ズームホワイトニング」が、美STに紹介されています。
開業前の勤務先の頃から、Zoom!というホワイトニングマシンを使用してきました。
最初は、今よりも痛くて、大変だったけれど、他を試してみて、やっぱり一番白くなります。
他の国産のホワイトニングマシンは買ったものの、全然、使わず・・・。
その後、会社がフィリップスに買収され、今は、フィリップスズームとなりました。
元々、日本は、ホワイトニングの認可が降りにくい国なので、どうしても並行輸入に頼ることになります。
このフィリップスズームは、直接、海外から自分で取り寄せたもので、日本では、貴重です。
ご興味ある方は、ご相談下さい。
2019年夏休みのお知らせ
2019年7月26日2019年7月28日(日)~7月31日(水)の4日間
と8月11日(日)~8月15日(木)の5日間
夏休みをいただきます。
学会で休みます・・・とか格好つけて、言おうかと思いましたが、純粋に夏休みになります。
6歳臼歯を抜歯したリンガル矯正の経過
2019年6月20日以前、手術ケースと他院で診断された患者さんのお話を書きましたが、その後、きれいに治ってきました。
初診時の写真
今は、ここまで並んできました。横顔は、別人のレベルまで口元がきれいになりました。
ズームホワイトニングもしました。
移動量が多いことと、歯周病の進行が最初から認められましたので、今後は骨レベルの維持が重要になります。
口蓋縫合を離開させた患者さんのリンガル経過
2019年4月23日横幅が、ずいぶん広がって、ようやくリンガルブラケットがセットできました。
最後の1本が、ワイヤーに収まると、達成感で幸せを感じます。
まぁ、あと4ヶ月くらいかかりそうですけど。
更に、下顎がすごくて、ブラケットを舌側からセットしましたが、進行が遅いので
頬側からもアプローチになりました。
またアップします。
不思議な4人の歯並び
2019年3月5日ここ最近、矯正の設計をしていて、ふと、「同じじゃない?」と思う患者さんが続いたので、
面白くなって写真を撮ってみました。
題の通り、4人は別々の人です。なぜか全員、右上の2番目が口蓋側転位なのです。
口唇口蓋裂は左が多いそうなので、左右非対称の臓器をもつ人間の歯並びも
左右差があるのかもしれないです。
ただ、上はそっくりなんですが、下顎はみなさん違っていて、下顎と上顎は別の
進化を遂げているのかな。
上唇の裂はあるけれど、下口唇の裂は聞かないし、発生機序が違うからなのか。
阪大歯学部の忘年会
2018年12月7日毎年恒例の忘年会がありました。
今年は少なくて、8人になってしまいました。たくさん来ても、食べながら話せるのは
両隣と前くらいなので、この人数でもあんまり変わらなかったです。
時事ネタで、東京医大の合格者の性差問題とか、子供の話、ルーペの話とか
アカデミックではないですが、「今年も無事に終わるなぁ」と思います。
私立の医大の話から、勉強の話になり、1人が「俺ら、めちゃくちゃ勉強したよな」
と言い出したので、そうだったのかな?となりました。
私たちの頃は、私立の医大が今ほど難しくなかったので、阪大歯学部にくる人の
中には、私立の医学部を滑り止めにして、国立の医学部を目指していることも
多く、お金を出せば医者にはなれたよねって話になりました。
私も若い頃は、「お金持ちの家の子だったら、お医者さんなれたのに」と思って
いました。国立医学部落ちた自分の偏差値不足ですが、その時は、その後の人生の
ことまで、考えていなかったですからね。
あれは、偏差値ゲームだったのだと今は思うし、国立の医学部落ちた歯医者が
忘年会で、まぁまぁそこそこ幸せにお酒飲んでるわけだから、向いていたのだけれど。
結局8人は、「継いで欲しいなんて思わない。本人の自由」って意見で一致して
なによりも「自分の人生じゃないから」って結論でした。
国家試験の対策に1年以上かける大学もあるのに、なぜか2ヶ月しかなくて。
それは、それでも合格できる頭があるからで。
努力云々ではなく、そういう作りなのだとすれば、社会貢献しないといけない
って結論に至りました。
ルーペは、現役組と浪人組の2歳の差に、老眼が来る!って言い張るので、
高級ルーペを買ったほうがいいと。
エムドゲインとリグロスの話とか、歯医者ならではの話で、癒されました。
そういえば、女1人なんですけど、全くそれを感じさせない男らしさ?が
あるそうで。良かった良かった。。。
成人の上顎骨の拡大。正中口蓋縫合を離開させる
2018年11月2日成人後は、骨格が変えられないとされていますが、上顎骨は特殊な方法で拡大できるお話です。
術前の状況です。このままでは抜歯を2本しても並べることが厳しいです。
口蓋に矯正用インプラント(マイクロスクリュー)を入れる
毎日、ネジを回して、正中口蓋縫合を割る。患者さん曰く「痛みは無い」そうです。
ここまで、骨を拡大することが出来ました。これなら2本抜歯して並びますね。
セットアップモデルです。このように並ぶようにハイブリッドコアとカスタムブラケットを
オーダーします。
リンガル矯正なので、舌側が混雑していると、とてもやりにくいのですが、歯は動くので
なんとか最後まで舌側だけでいけるものなのです。
MTAセメントとは
2018年7月21日亜鉛のアレルギーから、ガッタパーチャのアレルギーにたどり着き、ご相談を頂くことがちょくちょくあります。
ガッタパーチャのアレルギーなんてないという意見もあるのですが、私は「あるに決まってる」と思っています。
ピーナッツや小麦やキウイなど食べられるものすら、命に関わるアレルギー体質を有している方がいるのに、酸化亜鉛が大丈夫といえる先生は、理系ではないと思っています。
で、その解決として、MTAセメントを以前から、代用品として使っていますが、このMTAは「神経の近くまで進行している虫歯の覆髄剤」としても有効です。
100%ではないのですが、私の中では、覆髄剤の中で今のところベストです。
保険外材料の為、費用は5000円が基本価格です。
ほとんど無理に近いんだけど、子供の外傷などで、若いからもしかして、神経が助かるかもしれないって場合はどうしても使わせて欲しいので、値下げして保護者に交渉しています(^^)
多分、定価でも良いのでしょうが、神経が死んでいても返金は出来ないので、弱気になってしまいます。
昔と違って、最近は、歯科医院でCT撮影ができるようになりました。
3Dプリンターも普及しました。
その結果、極めて正確な位置にインプラントを埋入することが出来るようになっています。
これは、実際の口腔内のインプラントではなく、この位置に埋入しようと、いろいろ考えたものを
画面で確認できるのです。
こんなふうに、三次元でいろいろな角度から骨の中に安全に
埋入できているか確認できます。
最終的には、下のようなサージカルテンプレートが出来上がってきます。
昔なら、出来なかった症例も、比較的安全に出来るようになったのはすばらしいです。
ただ、結構、ごついので、開口量との兼ね合いもありまして、私のストレスはすごいです。
これほどに、機械化が進んでも、手術するのは、人間だし、ちいさなエラーが重なって
出来上がったステントがずれている事もあるので、コンピューターに頼りきらず、
集中して、勘ピューターを働かせていないと、いけないなと思うのです。
中間の1歯欠損であれば、通常のステントで問題ありませんが、複数本の
場合は、あると良いです。そして、結構、高額になります・・・・
先天性欠損と思われていた埋伏歯の子供
2018年2月18日最近、乳歯や永久歯が先天的に欠損しているケースが非常に増えているように思います。
家族で見ていると、両親のどちらかに欠損や過剰歯があると、子供に遺伝しているケースが多く、比較的遺伝しやすいのかなと思っています。
乳歯の時から上顎の前歯が1本生えてこなくて、先天性の欠損と思っておられて矯正相談に来られた女児が、乳歯の埋伏と過剰歯まであった症例
のお話です。
初診のお写真
永久歯が2本生えてきて、捻転しているのと、写真右の2本目が無くて、乳犬歯が前に寄っています。
最初から2本目の乳歯が無くて欠損と言われたそうです。
そこで、CTを撮影させて頂きました。
欠損部周辺にたくさんの歯が写っています。
まずは、永久歯を探すと、2本目も3本目もあります。
生物学的には、乳歯から永久歯が発生すると言われているので、2番の永久歯が存在する為、乳歯の2番目Bもあるはずです。
欠損部に2つの歯牙らしき物が見えます。
そのうちの一つは、埋伏したB、もう一つは過剰歯と推測されます。
とても変な場所に2番があるので、外側へ誘導しなくてはいけませんが埋伏歯と過剰歯が行く手を塞いでいます。
口腔外科に相談して抜歯してもらいました。
しっかりしていた女の子だったので外来で抜かれたのですが、帰って泣いていたとのこと。良く頑張りました。
その後、緩く矯正して今の写真です。
レントゲンに抵抗を感じられる保護者の方が稀におられますが、一度は撮っておいた方が良いと思います。
おかしいなと思ったら、CTがあると色々なことが分かってとても便利です。